一の橋の名古屋帯「鹿下絵」の帯合わせ

第三千四百七十八回目は、一の橋の名古屋帯「鹿下絵」の帯合わせです。

今日は、染の着尺に合わせてみます。

IMG_25441.jpg
いちばん上の写真は、野口の着尺を合わせてみました。無地部分が紫の横段模様で、模様部分は干菓子をテーマにしています。干菓子というテーマは、花でも鳥でもうさぎでも、かわいいものがなんでも入れられるので便利です。色の変わり目がぼかしになっていて、優しい雰囲気になっています。

IMG_25461.jpg
写真2番目は、野口の着尺を合わせてみました。蝋防染をつかった手描きの格子です。金とトルコ石を組み合わせたアクセサリーは配色がとても綺麗ですが、それを意識して帯合わせをしてみました。

IMG_25451.jpg
写真3番目は、千切屋治兵衛の着尺を合わせてみました。実際に制作したのは野村さんで、手描きの着尺です。今回の帯の本歌である鹿下絵は、本阿弥光悦が歌を書くための下地の絵ですが、着物のテーマも光悦垣ですし、鹿と同じ琳派の洒脱なタッチなので、ちょっと合いすぎる感じもします。

IMG_25471.jpg
写真4番目は、野口の着尺を合わせてみました。葡萄の蔓をテーマにしていますが、余白の無い総柄の大きな模様で、帯合わせには苦労するタイプの着物です。今回の鹿下絵は、余白がありつつ存在感があるので、こんな着物に対しては救世主ですね。

IMG_25481.jpg
写真5番目は、藤井絞の絞の着尺を合わせてみました。総柄の存在感抜群の着尺です。絞りには、辻が花のように京都で絞って模様面積は部分的なものと、総鹿子の振袖のように海外で絞って模様面積は全体のものとがありますが、これは辻が花的な模様づくりが全身に及んだものですから、京都で絞って模様面積が全体のものです。存在感は値段の重みでもありますね。

IMG_25501.jpg
写真6番目は、千切屋治兵衛の着尺を合わせてみました。生地は紬で、実際に制作したのは大和さんです。楓の飛び柄で、帯の模様とはつながりすぎるかとも思いますが、まあとりあえずやってみる安全な帯合わせですね。
スポンサーサイト
[ 2016/08/19 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://shirokiyagofukuten.blog.fc2.com/tb.php/1109-33c746e7