千切屋治兵衛の着尺「どんぐり」

第三千四百七十二回目の作品として、千切屋治兵衛の着尺「どんぐり」を紹介します。

ドングリを知らない人はいないですが、子供のころ校庭でよく拾ったドングリがなんの木の実であったかは今もわかりません。wikiによれば、ブナ科の木の実の総称で、ドングリそのものから木の種類を特定するのは難しいそうです。「属」までは分るということですが。

着物の模様としては、気になるのは季節ですよね。リスやクマなど冬眠する動物が食溜めするわけですから秋から冬でしょう。季節を先取りするということで、秋の単衣でも使えると思えば用途は広がります。

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いちばん上の写真は、反物の幅を写真の幅として撮ったものです。ドングリは、1個、2個あるいは3個をグループにした飛び柄です。デザインは、細部を省略した輪郭のみの表現。白揚げで、一部を彩色していますが、色のパターンは一定ではないですし、グラデーションを多用していますから、手彩色の方が合理的でしょうね。色は自然の色を考慮せず、青や緑を自由に使って装飾的です。

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写真2番目は、少しずらして反物の幅を写真の幅として撮ったものです。これでだいたい模様が一巡するのではないでしょうか。

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写真3番目は、近接です。

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写真4番目は、近接です。

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写真5番目も近接ですが、上と同じ模様ですね。型が一巡するたびに同じ模様が出てきますが、そのたびに色を変えているようです。
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