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一の橋の訪問着(制作は中井敦夫)の帯合わせ

第二千四百五十回目は、一の橋の訪問着(制作は中井敦夫)の帯合わせです。

絵羽を平面として広げた写真を見ると、たいてい中央部分が余白となっていますが、それは着た時におはしょりになってしまうからで、着てしまえば全身柄になるものが多いです。

しかし、今回の写真で見ると、この着物は、中央の余白部分が普通より大きいようです。背中心あたりの裾柄の高さを見ると、せいぜい膝の裏ぐらいですから、帯のお太鼓の周囲は無地になるでしょう。帯合わせが楽になるように、という中井さんの配慮ですね。

着物の帯と直接接する部分が、無地か柄があるか、というのは帯合わせに大きな影響を与えます。この着物の場合、柄は込み入っているものの帯の周囲が無地なので、どんな帯でも合いそうですが、今回は念のため、ごちゃごちゃ柄の着物に対応する、1つの大きなモチーフからなるすっきりした意匠の帯を選びました。

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捨松の牡丹唐草の袋帯を合わせてみました。名物裂の牡丹唐草の意匠をそのまま拡大しただけのすっきりしたものです。

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じゅらくの「帝王紫」の帯を合わせてみました。「帝王紫」というのは、ローマの皇帝がこの紫のマントを着ていたということにちなんでつけられた商標で、一般名は「貝紫」です。貝紫で有名になった吉岡常雄が、じゅらくと契約していたために、このような帯があります。。「帝王紫」という商標は今も使われていますが、これは吉岡常雄の生前のころのものです。


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紫紘の紫地の松の意匠の袋帯です。質感が高く、シンプルで大きな意匠ということで選んでみました

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加納幸の「天と地」というタイトルが付けられた袋帯です。強風で雲が吹き飛ばされるような勢いのよい意匠で、着物の迫力に負けないように、ということで選んでみました。

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今回のfc2だけのおまけ画像は、太西勇の「銀平脱」をテーマにした袋帯です。
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[ 2013/08/17 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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