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千切屋治兵衛の振袖の細部

第三千四百六十一回目は、千切屋治兵衛の振袖の細部です。

今日は各部を近接してみます。

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いちばん上の写真は、1羽目の鳳凰の顔の近接です。顔の輪郭線が全て金糸の駒繍になっていて、重厚な表現です。

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写真2番目は、1羽目の鳳凰の胴体の近接です。羽根の表現が刺繍の嵐です。

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写真3番目は、2羽目の鳳凰の顔の近接です。顔の周りに白い余白部分があります。それはこの振袖は白地だった時の痕跡です。前の持ち主により全体が黒地に染め替えられているのです。おそらく白が黄ばんでいたのでしょうね。

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写真4番目は2羽目の鳳凰の尾羽の近接です。縁蓋の嵐ですね。縁蓋というのは、プラスティックのシートをカッターで切って防染し金加工をするもので、難易度の高い仕事です。摺箔など普通の金加工と違い、輪郭線がくっきりするのが特長です。つまり、輪郭線をシャープに表現したい、ということのためだけにこのようなコストのかかる技法が選択されたというわけです。

現在は倉部さんが多用していますが、コストが高いので限定的に使用することが多く、こんなに嵐のように多用することはありません。今だったら値段がいくらになるか恐いですね。

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写真5番目は、3羽目の鳳凰の体の近接です。これも縁蓋の嵐ですね。私はこのようなくっきりのラインを美しいと感じます。

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[ 2016/08/01 ] 友禅 | TB(0) | CM(0)

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