千切屋治兵衛の振袖

第三千四百六十回目は、千切屋治兵衛の振袖です。

桐鳳凰文の豪華すぎる振袖です。成人式だと浮いちゃいそうなので、結婚式の披露宴で着た方が良さそうですね。

じつは千切屋治兵衛から仕入れたわけではなく、仲介者を通して別の小売店から購入しています。仮絵羽の着物のばあい、袖の裏辺りに反物であった時の生地の端があるのですが、そこに千治の管理番号があるので、制作者が千治であることの証拠になります。京友禅のメーカーは白生地を仕入れたときに、自社の管理番号を印刷するとともにコンピュータに登録します。下請けの悉皆屋(染匠)に渡すときから小売屋に販売するまで、その番号で管理しているのです。

一方、どの悉皆屋が加工したかという情報は、紙の札で管理します。こちらは外れてしまっているのでわかりません。前の所有者は中井淳夫だと言っているのですが、証拠はありません。中井としてはイマイチということではなく、これが制作された30年ほど前は、中井ぐらいのすごい人が複数いたということなのです。

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いちばん上の写真は、全体です。

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写真2番目は、1羽目の鳳凰です。

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写真3番目は、2羽目の鳳凰です。

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写真4番目は、3羽目の鳳凰です。

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写真5番目は、桐の基本形です。
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[ 2016/07/31 ] 友禅 | TB(0) | CM(0)

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