一の橋の付下げ「紅葉吹寄せ」の細部

第三千四百四十三回目は、一の橋の付下げ「紅葉吹寄せ」の細部です。

今日は細部を紹介します。せっかくの安田なので、細部をよく見てくださいね。

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いちばん上の写真は、マエミとオクミの模様がつながる部分の近接です。

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写真2番目は、マエミの上の部分の近接です。

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写真3番目は、マエミの下の部分の近接です。

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写真4番目は、後姿の背中心近くの模様の近接です。

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写真5番目は、あしらいのある紅葉の近接です。紅葉は、輪郭は乳白色の糊糸目で描かれ、彩色は透明な色彩でグラデーションを多用しています。全ての紅葉がそのような描き方をしているので、全体は柔らかいタッチですが、その紅葉のいくつかに対し、金糸の駒繍で完全に輪郭を取るようながちっとした刺繍をしています。

その部分が、アイキャッチポイントになって、全体にメリハリが生まれているんですね。しかし、このようなあしらいの仕方は、安田の様式ではなく、一の橋の様式です。おそらく、友禅が完成した段階で一の橋に納品され、一の橋のセンスであしらいがされたのでしょう。

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[ 2016/07/14 ] 友禅 | TB(0) | CM(0)

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