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千切屋治兵衛の染めの名古屋帯(藤岡さん)

第三千四百三十三回目の作品として、千切屋治兵衛の染めの名古屋帯を紹介します。実際に制作したのは藤岡さんです。



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いちばん上の写真は、お太鼓の模様の全てです。実際にお太鼓として表に出る部分よりかなり長く染められています。雪輪の内部の疋田は型疋田で、3つの雪輪の型疋田の色は微妙に濃淡が付いています。

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写真2番目は、お太鼓辺りを生地の幅を写真の幅として撮ってみました。実際にお太鼓として表に出る面積はもっと小さいですね。中央に完全な雪輪、上端と下端に半分ずつの雪輪、ということになるのでしょう。

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写真3番目は近接です。よく見ると、型疋田は整然と並んでいるのではなく、波打つような揺らぎがあります。また粒の1つ1つも形が違うのもありますね。型疋田では、最初に取り方の形に縁蓋をして、四角い汎用の型をつかって染める技法もありますが、この作品のばあいは、雪輪ごとに型疋田を新調しているのではないでしょうか。そうでないと雪輪の形にきれいに納まるように波打たないですものね。

型疋田でもそういうところでコストが違うものです。制作者が良いものを作ろうという意思を持って細部にこだわるかどうかですね。

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写真4番目は腹文です。実際にはこの半分を織って腹文にするわけですが、表に出す方向で雪輪が1個半出るばあいと、半分だけ出るばあいがあります。たいていの人は1個半出る方にすると思いますが、着物の模様との兼ね合いで、無地系にしたいばあいは半分の方を出すこともあるでしょう。
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[ 2016/07/04 ] 友禅 | TB(0) | CM(0)

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