大羊居の付下げ「花唐草」の細部


第三千四百十八回目も、大羊居の付下げ「花唐草」の細部です。

昨日は前姿の花を近接で撮ってみましたが、今日はそれ以外の部分の花を近接で撮ってみます。

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いちばん上の写真は、後姿の中心部、背縫い辺りの近接です。後姿も前姿に変わらないぐらい華やかです。

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写真2番目は、後姿の上の方です。花の輪郭を金糸の駒繍をしています。ここは京友禅でもありがちな普通のあしらいですね。

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写真3番目は、後姿のメインになる花です。メインにふさわしく花の模様をほとんど刺繍で埋めるような濃厚なあしらいをしています。この花はお洒落なパステルカラーですね。葉もこの花の近くだけパステルカラーに変わっているので、この一区画だけパステルワールドになっていて目を引きます。

パステルカラーの作品は、全体がパステルカラーでないと統一感が無いものですが、大羊居のばあいはパワーで押し切っちゃって、そんなこと関係ないみたいですね。

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写真4番目は、後姿の下の方です。前姿のメインでもあった、赤青黄に金糸の刺繍を被せた派手な花が現れました。もう1つの花弁がオレンジの花は、顎辺りのムカゴのような部分は紫の刺繍がしてありますが金糸も混ぜてあり、微妙な輝きの演出になっています。

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写真5番目は、袖の模様の近接です。袖にも例の派手な花がありますが、ここでは青と黄色がメインになっていてちょっと色が抑えてあるようです。着物作りには、全体の構想だけでなく各部の微妙な配慮も大事ですね。

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写真6番目は、もう片方の袖の模様の近接です。大きなオレンジの花弁を持つ花も何度か登場しています。あしらいの仕方は毎回違って、ここでは面を埋めるように同色で刺繍していますが、刺繍が濃淡表現に貢献しているほか、金糸も混ざっていて輝きもありますね。
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[ 2016/06/19 ] 友禅 | TB(0) | CM(0)

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