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男児のお宮参りの着物

第三千四百十三回目の作品として、男児のお宮参りの着物を紹介します。

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いちばん上の写真は全体です。

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写真2番目は、メインの兜です。昨日紹介したお宮参りの着物はメインが鷹でしたが、今日は兜です。たいていどちらかですね。ただし少数派として宝船があります。今の時代、腕力のある人よりお金のある人の方が良い、ということなら、今後増えるかもしれませんね。

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写真3番目は、兜の下の方の背中の模様です。じつは兜以外は全て宝尽くし。やはり腕力より財力重視でした。普通の意匠は、メインの兜が大きくそれ以外は小さいものですが、この着物の図案は、どちらもあまり大きさが変わりません。やはり武が薄められているとともに、模様の配置を料理に例えれば、大きな具がごろっと入っている感じですね。

大きな具がごろっとしているような図案は、全体として意匠に有機的なつながりが無くなりがちですが、ここでは背景に格子模様を置くことで、1つのつながった意匠に見せています。女性用の訪問着にも使われる手法です。ここでは金銀箔が使われており、さらに亀裂という技巧的な防染法もつかわれています。赤ちゃんの着物としてはそこまでするのは珍しいですね。

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写真4番目は、袖の模様です。ぼかしも使っていますね。これも全体の意匠に一体感を出すためで、訪問着的な発想ですね。

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写真5番目は、もう片方の袖の模様です。宝尽くしの他に矢が描かれています。鏃が無いので、人や動物を傷付けるものではなく、縁起物の破魔矢です。そういえばお宮参りの着物のテーマにされる武のイメージは、兜という防具だけであって、攻撃用の刀は描きませんね。配慮してますねえ。
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