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一の橋の付下げ「笹」の帯合わせ

第三千四百十一回目は、一の橋の付下げ「笹」の帯合わせです。

今日は名古屋帯を合わせてみました。名古屋帯でも人間国宝の喜多川俵二や龍村はフォーマル感が強いですから、付下げぐらいなら使えます。

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いちばん上の写真は、喜多川俵二の名古屋帯「鳥襷丸文」を合わせてみました。これは有職文ですね。

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写真2番目は、喜多川俵二の名古屋帯「小牡丹唐草」を合わせてみました。名物裂としていちばん有名な牡丹唐草文ですね。

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写真3番目は、龍村の名古屋帯「木画狩猟文」を合わせてみました。正倉院御物の琵琶の撥が当たる部分の装飾です。タイトルの「木画」とは、木に木を嵌め込んだ象嵌で作画されているという意味です。胡人が騎射するというテーマで、日本の美術としてはたぶんこれが初出で、その後近世まで「韃靼人狩猟図」などとして描かれ続けます。大彦や大羊居も訪問着の模様などとして結構作っていますね。

10世紀半ばに鐙が発明される以前に、走る馬の上で後ろを向きながら矢を射るなんてことは、中央アジアの遊牧民族やハンニバル麾下のヌミディア騎兵ぐらいしかできなかったんじゃないでしょうか。

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写真4番目は、龍村の名古屋帯「桐唐草文」を合わせてみました。笹と桐で植物文を重ねるのは芸が無いかなあとも思ったのですが、桐というのは日本政府の紋でもあり、植物というより縁起が良い文様ということで合わせてみました。

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写真5番目は、花也の友禅の名古屋帯「湊取琳派松梅模様」を合わせてみました。ちょうど松と梅だけの帯が有ったので、笹と合わせて松竹梅を作ってみました。友禅に友禅を重ねるというのはどうかとも思いましたが、着物の友禅はほとんどモノトーンの単彩ですし、モチーフも1つだけで、あまり絵画性も物語性もないですから、まあいいかというところです。
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[ 2016/06/12 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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