2017 07123456789101112131415161718192021222324252627282930312017 09

花也の塩瀬地の友禅の名古屋帯を使った帯合わせ

第二千五百四十一回目も、昨日の続きで花也の塩瀬地の友禅の名古屋帯を使った帯合わせです。

3回も引っ張って、みなさんも飽きているかもしれませんが、着尺が相手の帯合わせはバリエーション豊富で、私自身がどこでけりをつけて良いのかわからなくなっています。適当に合わせていると、思わぬ良い組み合わせも生まれてくるので、掲載して見ていただかないと損したみたいに思えてしまってやめられないのです。

IMG_6136.jpg
いちばん上の写真は、藤井絞の着尺の着尺を合わせてみました。余白の多い飛び柄で、色は帯の黒地に対してコントラストの強い明るいグレー地、多色です。テーマは帯の花に対して鳥(雀)ですから、帯合わせに支障がないですね。

さらにいえば、絞りというのは輪郭がくっきりせず柔らかいので、帯の鮮やかな色の友禅+金彩に対しても、対照的ですね。

さて、絞りの着尺を選ぶときの基準ですが、大事なのは色とデザインですね。絞りというと技法に目が行きますが、着物というのはファッションですから、大事なのはおしゃれということです。

しかしながら、技法的に一か所でも難しい部分を含んでいると、類似品が出なくていいです。この雀の場合は、輪郭部分の絞りです。雀は中の色が薄くて輪郭が濃いのですが、どうやって輪郭だけ濃く絞るのでしょう(逆ならできますね)。わからない技法が使ってあれば、半端な作家はできませんから類似品が出にくいのです。

IMG_6133.jpg
写真2番目は、千切屋治兵衛の雪輪の着尺を使ってみました。飛び柄と総柄の中間ぐらいの柄の配置だと思います。このタイプは仕立ての柄合わせも不要で、着る時も体格を気にせず着られます。(大きい飛び柄は、体格の大きい人は柄が3つ出るが、小さい人は2つ、なんて差が出る。)

帯合わせについても、このような余白があるような無いような着物は、飛び柄の良さと総柄の良さを両方持っていて、結構いろいろ合います。はじめて小紋を買う方はこういうのが安心して買えるかもしれませんね。

IMG_6151.jpg
写真3番目は、野口の市松模様の着尺を使ってみました。市松の一方が宝尽し文様、もう一方が鮫小紋パターンになっています。着物の模様には花はないので、帯とは重なりませんし、天井画のようなカチッとしたパターンが、帯の更紗のような花の曲線パターンとは対照的で、お互いに干渉しません。どちらも色は豊かですが、色目が違うので、色が多すぎてうるさいという感じはしませんね。

IMG_6104.jpg
写真4番目は、野口の着尺のうち、野口の得意パターンである市松または横段の着尺を合わせてみました。このパターンのきじゃくには市松も横段もありますが、反物状態で横段の着尺は、仕立てれば市松にもなるので、じつはどちらも市松で大小の違いということになります。

写真ではオレンジと黒の配色がきれいですが、これは写真のトリックで、実際に着付けたときは帯の黒と接するのはオレンジではなく柄部分かもしれません。

しかしそれを割り引いて考えても、とてもきれいな組み合わせです。くっきりした黒の帯と、ぼかしの暖色で色分けされた着物が対照的で良いのかもしれません。

IMG_6102.jpg
写真5番目はおまけです。
スポンサーサイト
[ 2013/11/17 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://shirokiyagofukuten.blog.fc2.com/tb.php/103-44b9d052