龍村の絽の名古屋帯「秋涼」の帯合わせ

第三千三百九十七回目は、龍村の絽の名古屋帯「秋涼」の帯合わせです。

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いちばん上の写真は、花也の付下げを合わせてみました。生地は、紬のような風合いの絽で、模様は松皮菱取りです。取り方の中の植物は笹と榧です。

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写真2番目は、花也の付下げを合わせてみました。生地は変わり織の絽になっていて、絽のパターンの違いにより市松模様が浮き出るようになっています。その地紋に沿って連携するように友禅による市松の取り方が描かれています。描かれているのは初夏~初秋までの植物です。

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写真3番目は、野口の紗の付下げを合わせてみました。江戸後期の小袖に多く見られる意匠で、王朝時代の歌の主題の1つ「塩釜」をテーマにしています。百人一首の藤原定家の「来ぬ人をまつほの浦の夕なぎに焼くや藻塩の身も焦がれつつ」が一番知られていますね。いくつかの島が描かれていますが、それぞれの島に潮汲みの桶や薪、藻塩を焼くための臺が描かれています。

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写真4番目は、野口の紗の付下げを合わせてみました。小袖の意匠を写した菊です。着物と帯で、菊と萩の2種類の植物になります。このような帯合わせは季語が2つあるように見えてしまうでしょうか。どちらも青系で、色が調和してきれいなんですけどねえ。

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写真5番目は、千切屋治兵衛の付下げを合わせてみました。「絹芭蕉」という商標を持つ生地ですが、一般名は玉紬です。単衣用に作られた付下げで、描かれているのは京野菜です。
野菜は青の濃淡で描かれ、金彩の代わりに銀彩が使われています。夏を意識した配色です。

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写真6番目は、千切屋治兵衛の付下げを合わせてみました。絹芭蕉の生地を使った単衣用の付下げですが、芒と蜻蛉が描かれていて初秋専用ですね。
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[ 2016/05/29 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

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