一の橋の絵羽コート

第三千三百八十三回目の作品として、一の橋の絵羽コートを紹介します。

飛び柄のコートは、飛び柄の着尺から作るのが合理的です。野口や岡重の重厚な飛び柄小紋を利用してコートや長羽織にすれば、かなり今日の絵羽コートに似たものができます。それでもあえて飛び柄のコートを絵羽としてつくる理由は、型染である小紋からスタートすると全部同じ模様になるが、絵羽は手描きであるため模様が全部違うということ、型よりも手描きの方が模様に重みがありますしね。

模様の数は、着尺を流用するよりも少なくて済みます。あらかじめ合理的に模様配置を決められるので、視覚的に効果的なところにだけ描けばいいからです。さらに視覚的に重要なところには刺繍(あしらい)もします。作り手としては、値段が安い方が売りやすいですから、なるべく少ない数で出来るだけ立派に見える配置を考えるでしょうね。

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いちばん上の写真は全体です。

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写真2番目も全体ですが、反対方向から撮ってみました。光の当たり方で地色もずいぶん違って見えますね。

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写真3番目以後は近接です。個々の模様がこの作品の存在意義ですから、よく見てくださいね。

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