花也の付下げ「貝桶」

第三千三百七十六回目の作品として、花也の付下げ「貝桶」を紹介します。

反物状態で販売しているので、一応付下げとしましたが、実質的には堂々たる訪問着です。

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いちばん上の写真は、前姿です。貝桶3個ですが、小付けが多い現代の着物の模様と比較すればかなり大きいです。3つの貝桶はそれぞれ独立していますが、紐を周りには這わせることで有機的なつながりを持たせ、1つの模様に見えるようにしています。

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写真2番目は後姿です。貝桶は2つで、それだけでは飛び柄みたいですが、紐をおおげさに這わせることで1つの大きな模様のように見せています。

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写真3番目は袖です。
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写真4番目は胸です。

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写真5番目は、以前紹介した花也の作品です。地色と貝桶の模様が違います。少し昔は着物の地色は、人によって好みの異なる色を避け、グレーや墨色など無彩色にしておけば安心ということがありましたが、今は個性の無い色を染めることの方がリスクになりつつありますね。というわけで、今回はかなり綺麗な地色にしています。

貝桶の模様は、実際に貝桶に描いてあるの模様のようでもあり、貝桶形の取り方の中に入れられた友禅模様のようでもあります。以前の作品は羊歯でしたが、今回は榧(かや)です。取り方というのは、中の模様を自由に取り換えられます。
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[ 2016/05/08 ] 友禅 | TB(0) | CM(0)

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