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野口の着尺

第三千三百七十一回目として、野口の着尺を紹介します。

蝋染の着尺です。このような着尺には手描きのものと型染のものがあります。手描きのものは、ハンドペイントならではの「よろけ」あるいは「ゆらぎ」があります。それが人間の限界でもありますし、作品の目的でもあります。線が真っ直ぐだったら、普通の型染化プリントにしか見えませんものね。

さて見分けですが、型は繰り返すので「よろけ」や「ゆらぎ」も丹念に見ていくと、どこかに繰り返している箇所が見つかるということです。また、型のばあい型継ぎがありますが、型継ぎがわからないように型の天地を一致させている型もあり、それを上手な職人さんが染めると、全く分からない場合もあります。

型染と手描きとどのぐらい価値が違うのかということですが、この場合はあまり変わらないかもしれませんね。具象的な模様の訪問着であれば、手描きと型では雲泥の違いがありますが、今回のような作品では、手描きと言っても精緻な技より味の方が大事ですし、型染だって修業しないとできない職人技だからです。

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いちばん上の写真は、反物の幅を写真の幅として撮ったものです。

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写真2番目は、近接で撮ってみました。

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写真3番目は、反物の幅を写真の幅として撮ったものです。色違いです。明日から、帯合わせでどう違いが出るかお見せします。

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写真4番目は、近接で撮ってみました。

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写真5番目は拡大です。変わり織で、横段が見えるような織り方になっています。横段に見える生地に後染めで格子を染めることで、模様に立体感を感じる仕掛けになってるのです。
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