2017 07123456789101112131415161718192021222324252627282930312017 09

一の橋の付下げの帯合わせ

第二千四百四十回目は、一の橋の付下げの帯合わせです。

昨日来の「濃朱地露芝紅葉」の帯合わせです。今日は龍村の袋帯を使って帯合わせをしてみます。この付下げは、なんといっても濃厚な色彩が特長ですから、帯も濃厚な色彩の代表である龍村を試してみました。

605.jpg
龍村の袋帯「錦秀遺芳文」を合わせてみました。龍村らしいわかりにくいタイトルが付けられていますが、平家納経をテーマにした作品で、特徴のあるそっくり返ったような鹿は、近世の修復の際、俵屋宗達が付け加えたという表紙です。

604.jpg
龍村の袋帯「鳥獣戯画」を合わせてみました。地色の辛子色が綺麗でもあり、濃厚でもありますね。この色のおかげで、鳥獣戯画というありふれた古典をテーマにしながら存在感のある作品になっています。

606.jpg
龍村の袋帯「西域舞踊錦」を合わせてみました。着物とは背景も情緒も全く異なるエキゾチックな作品を合わせてみました。私はこの例のような着物と帯が断絶した帯合わせも好きです。このような帯合わせがなければ、着物のコーディネートの文化は浅くて狭いものになってしまうでしょう。

608.jpg
龍村の袋帯「海老殻間道」を合わせてみました。「縞」の模様は、粋やカジュアルを連想させるものでもありますが、「間道」は大名や有名な茶人によって大事に保管された格の高い名物裂でもあります。

実際にこの「海老殻間道」を見ると、粋でおしゃれな感じもしますし、龍村が制作するのにふさわしい格の高さも感じます。結果として、どんな着物にも使えて、たいていの着物をおしゃれに見せてしまいます。

今日の4通りから1点を選ぶとすれば、私も「海老殻間道」を選ぶでしょう、でもこの帯は1本買うと永久に使えてしまいますから、商売人としては残念なところもあります。

多摩ケーブルのブログでは、ここで終わりですが、この新しいブログでは写真が4枚に限定されないので、もう1枚貼ってみました。

607.jpg
龍村の袋帯「陶楽騎馬文」です。着物と関係のないエキゾチックなテーマを持ち込むという点で、「西域舞踊錦」と同じ合わせ方ですね。
スポンサーサイト
[ 2013/08/06 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://shirokiyagofukuten.blog.fc2.com/tb.php/1-f3d69ff2