2017 07123456789101112131415161718192021222324252627282930312017 09

錦工芸の九寸の名古屋帯「インカ鳥波」の帯合わせ

第三千八百三十四回目は、錦工芸の九寸の名古屋帯「インカ鳥波」の帯合わせです。

今日は染めの着尺に合わせてみました。

IMG_19392.jpg
いちばん上の写真は、野口の着尺を合わせてみました。エキゾチックな帯に合わせる着物と言えば、とりあえず更紗ですね。帯が多色ですから単彩濃淡のものを選んでみました。それと帯の主役が鳥なので、着物に鳥がいないことも大事ですね。

IMG_19122.jpg
写真2番目は、野口の着尺を合わせてみました。暗緑色地の大きい蔓草模様です。こういう模様は更紗模様か唐草模様かわかりにくいことがあります。花の形で判断してこれは更紗だと思いますが、西陣の帯のタイトルのばあい、唐草文の系譜の属するものでありながら、わざと間違えて「××更紗」とタイトルを付けているものがあります。おそらく意匠登録の都合と模倣者を惑わせるためだと思います。

大きな模様の着尺は一見帯合わせが難しそうですが、模様が大きいということは余白も大きい(無地場がある)ということです。そのため帯が合わせやすいこともあります。

IMG_19152.jpg
写真3番目は、野口の着尺を合わせてみました。いちばん上の写真の更紗模様のパターンを和モノにしてみれば、こんな吹寄せ模様になるんじゃないでしょうか。

IMG_19332.jpg
写真4番目は、岡重の着尺を合わせてみました。岡重の着尺というのは野口ブランドで販売されるものもありますが、岡重ブランドで販売されることもあります。野口ブランドのものは止め柄になっています。実質どちらも同じですが、私は野口が関わったものの方がセンスが良いような気がしてしまいます。贔屓目でしょうか。これは野口が関わらないものでが、笹舟のテーマなので本当は単衣用だと思います。でも生地が単衣っぽくないんですよね、野口ならそういう手抜かりはないのですが。

IMG_19302.jpg
写真5番目は、千切屋治兵衛の着尺「花菱入り霞」を合わせてみました。実際に制作したのは大和さんです。帯が横段模様なので、着物の模様も水平配置にしてシンクロさせてみました。着物は無彩色で模様も古典パターンですから使い勝手は良いです。

IMG_19372.jpg
写真6番目は、野口の着尺を合わせてみました。紬の生地に細かい絣のような模様を染めたものです。一見織物でじつは染物という着物ですね。何のために存在するのかわかりませんが、帯合わせを含め使い勝手は良いです。細かいながら格子の幅を変えるところなど野口らしいセンスもあります。
スポンサーサイト
[ 2017/08/12 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)