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箸休め企画、七五三の半衿というテーマ

第四千百五十五回目は、箸休め企画で、七五三の半衿というテーマです。

七五三の半衿なんて、たいていの人には関係ないですし、当事者であっても半衿までこだわる人はいないでしょう。今日取り上げるのは、化繊地にミシン刺繍ですから高級品というわけではありませんが、絵画的に鑑賞できそうなものを集めてみました。

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いちばん上の写真は、藤の花をテーマにした半衿です。11月の七五三に対して、季節テーマは感じませんが、良いデザインとして企画した人がいたんですね。

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写真2番目は色違いです。藤というテーマに合わせて紫と黄緑が作られたようです。企画した人は七五三用の商品を作るという意識は薄く、単衣の着物をつくるような感覚で作ってしまったようですね。

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写真3番目はうさぎと桜です。うさぎはかわいいの基本です。

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写真4番目は色違いです。生地は絞りに見えますが、上の白地を見ると絞りに見えません。形態記憶機能によってしぼを保った生地に対し、絞りに見える模様を染めたのかもしれませんね。

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写真5番目は色違いです。

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写真6番目は、民芸玩具と梅です。これが一番かわいいのですが、そのために折った状態で長く展示されたらしく、やけの痕跡がひどく残って商品になりません。

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写真7番目は水色地に山桜です。青空を背景にした桜の風景のようで、これも七五三用の商品というより、大人が作りたくて作ったようですね。いちばん上の藤と同じ人の企画でしょう。
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野口の振袖の続き

第三千七百五十三回目は、野口の振袖の続きです。

今日は袖の写真を撮ってみました。2つの袖の内外で、写真は4通りです。また個別の模様に2か所近接してみました。

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いちばん上の写真は袖です。振袖で長いので、全部は撮れていません。

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写真2番目も袖の一部です。

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写真3番目も袖の一部です。

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写真4番目も袖の一部です。

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写真5番目は個別の模様の近接です。

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写真6番目は個別の模様の近接です。

野口の振袖

第三千七百五十二回目の作品として、野口の振袖を紹介します。

今年の野口の振袖は、黒地の花の丸、青緑地の楽器、、と紹介してきましたが、今日は3枚目の紫地の宝尽くしです。楽器は器物模様でしたが、今回の宝尽くしは器物模様というよりも、宝尽くしが模様の容器の役目を果たし、中に友禅の意匠にありがちな植物文や割り付け文が入っているという取り方模様でもあります。

前の2枚の振袖の意匠は、花の丸でも楽器でも、独立したモチーフがならべてあるパターンでした。このようなパターンではモチーフが1つで完結しているので、レゴのように組み立ててデザインします。その一方、着物全体が1つの絵としてつながっている意匠もあり、これは最初から全体としてデザインしなければなりません。自分でデザインを考える時は、レゴタイプはけっこう簡単なのです。並べ替えて何種類もできますしね。

今回の振袖はどうでしょうか。モチーフだけ見るとレゴパターンです。ところがどのモチーフにも紐が付いていて、それが隣のもーふに絡まって、あたかも1つの意味のある絵のような有機的なつながりを持っているのです。組み換え可能なレゴでありながら、立派な構造物に見せるデザインのテクニックですね。

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いちばん上の写真は全体です。紐のおかげで全体で1つの絵に見えませんか。

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写真2番目は、前姿(マエミ+オクミ)です。

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写真3番目は脇縫い辺りです。

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写真4番目は後姿です。

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写真5番目は下前です。

野口の振袖の続き

第三千七百十七回目は、野口の振袖の続きです。

私はものづくりをするときに、模様が大胆な時は色は平凡(グレーかベージュ)にします。経済政策にたとえれば、金融緩和と財政緊縮をミックスするのと同じ原理です。しかし野口は違う原理で作ってるみたいですね。色と模様で大胆どうしを組み合わせています。

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いちばん上の写真は、マエミにあるメインの模様です。振袖にピアノといえば、中村大三郎の代表作を連想します。「中村大三郎 ピアノ」で画像検索するとすぐ見られます。あちらは振袖にピアノが描いてあるのではなく、振袖を着た人がピアノを弾いているんですけどね。

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写真2番目以降は、各楽器を撮ってみました。けっこう意外な楽器や地味な楽器もあります。京友禅の図案で器物模様にした場合、器物を取り方にして中に植物文や吉祥文を入れたりするものですが、この作品では本当に器物を描いています。ただ、ハープにだけは桜唐草文様が入っていて、やや取り方的な使い方をしています(写真5番目)。色については自由にやってますね。

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野口の振袖

第三千七百十六回目の作品として、野口の振袖を紹介します。

染料をたっぷりと含みそうな、しぼの大きい縮緬地に染められた振袖です。以前このタイプの振袖で、宝尽し文様のものを紹介したことがありましたが、今年(制作は昨年)はその派生型か、個性的なバージョンになって現れました。

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いちばん上の写真は全体です。

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写真2番目は、前姿(マエミ+オクミ)です。

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写真3番目は、後ろ姿です。

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写真4番目は、袖の一部です。

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写真5番目は、左の胸から肩です。衿は無地です。衿にごちゃごちゃ柄が無い方が良いという判断でしょう。顔の周りはすっきりしている方が良いという人は多いですね。

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写真6番目は、首の後ろ辺りです。顔の周りのごちゃごちゃしていない代わり、顔の後ろは意外に模様が有ります。家紋を入れる場所ではありますが、このタイプの振袖に家紋を入れる人は少数派という判断でしょう。