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龍村の袋帯「天平翔舞錦」の帯合わせ

第四千三百十三回目は、龍村の袋帯「天平翔舞錦」の帯合わせです。

今日は大羊居の訪問着を合わせてみました。とりあえず龍村と言えば大羊居ですね。


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いちばん上の写真は、大羊居の訪問着「更紗遊苑」を合わせてみました。

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写真2番目は、大羊居の訪問着「春秋華映」を合わせてみました。

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写真3番目は、大羊居の単衣用の訪問着「花薫る」を合わせてみました。

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写真4番目は、大羊居の訪問着「熨斗に扇面」を合わせてみました。

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写真5番目は、大羊居の訪問着「新様更紗花」を合わせてみました。
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[ 2018/12/10 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)

龍村の袋帯「天平翔舞錦」

第四千三百十二回目は、龍村の袋帯「天平翔舞錦」を紹介します。

今日は細部です。

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いちばん上の写真は、螺鈿部分の近接です。葉や花の周囲の白い部分は本歌では貝の螺鈿ですが、この作品では平銀糸(銀の引き箔)で表現しています。金や水色に光っている部分は本歌では光の角度による貝の色の変化ですが、この作品では平金糸(金の引き箔)と一部撚り金糸、あるいは水色に光るフィルムで表現しています。

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写真2番目は、螺鈿部分の近接です。色石部分は本歌では裏側を彩色してから水晶を嵌め込んでいます。サファイアやエメラルドはまだ日本にはないんですね。この作品では、色の絹糸を使っています。

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写真3番目は、緑の石の部分の拡大です。緑は絹糸ですが、細い撚り金糸を混ぜて輝きを補充しています。周囲の金銀に光る部分は、平金糸の撚金糸も使って螺鈿の変化に富む輝きを再現しています。

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写真4番目は、紫の石の部分の拡大です。紫も細い撚り金糸を混ぜて輝きを補充しています。

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写真5番目は、貝の光の変化を表した部分の拡大です。貝の輝きの件かを再現するために、水色に光るフィルム、白やグレーの絹糸、撚銀糸など縦横に使っています。

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写真6番目は裏側を拡大で撮っています。白い糸は、引き箔の裏側の和紙です。細い撚金糸もフィルムも、螺鈿の光の変化を再現するために使えるものはいろいろと使っていることが分かります。

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写真7番目は斜めから撮ってみました。引き箔は平面なので、太い絹の色糸である色石部分は立体的に見えます。
[ 2018/12/09 ] 西陣・綴 | TB(0) | CM(0)

龍村の袋帯「天平翔舞錦」

第四千三百十一回目は、龍村の袋帯「天平翔舞錦」を紹介します。

今日は昨日の続きで、昨日紹介できなかった部分の模様を紹介します。

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いちばん上の写真は、帯のロゴがない方の端です。手になる方ですね。

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写真2番目は、上の写真の部分を帯の幅を写真の幅として撮ってみました。着た時に表に出るわけでもない箇所ですが、しっかり作ってあります。私の目で見るとメインのお太鼓の模様よりセンスが良いように思えます。

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写真3番目は、お太鼓の鳥の部分に近接してみました。どうしてメインでない部分の方がセンスがよく見えるのか、比較のためにお太鼓のメインの鳥部分を撮ってみました。嘴を見ると鸚哥ですよね。鸚哥というのは本来魅力的なモチーフで、私も大好きですけど、この作品についてだけは鸚哥の表現が中途半端なためか、いない方がまとまりが良いような気がしてしまいます。

それから地模様の点々ですが、その分手間がかかっているわけですが、なんだか無い方がすっきりして良いような気がしてしまいます。模様がはっきり浮かび上がるからでしょうね。

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写真4番目は裏太鼓です。龍村の帯には裏太鼓と言われる部分があります。着装した時は表には出ないから、持ち主と着付け師しか見られません。でもなぜかあるんですよね。裏太鼓は、お太鼓と全く同じこともありますが、少しだけ模様があっさりしている場合もあります。この作品のばあいは、地模様の点々がないんですね。こちらの方がすっきりして良いと感じてしまいます。

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写真5番目は、点々の表現を解明すべく近接してみました。

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写真6番目は、点々の表現を解明すべく拡大してみました。細い撚金糸が絵緯糸として織り込んでありました。コストも手間もかかっていました。それは失敗なのか。私は繰り返し見ているうちに、これが烏丸工場らしさかなあと思えてきました。普通の人が見て、綺麗とか使いやすいとか、という次元で済ませてくれないんですね。最初から甘いのではなく、ちょっと苦いのがだんだん好きになってくる感じですね。

参考上代180万円の帯はそれで良いんじゃないですか、ロットも極小なので、日本中で何人かに理解されればいいのですし。
[ 2018/12/08 ] 西陣・綴 | TB(0) | CM(0)

龍村の袋帯「天平翔舞錦」

第四千三百十回目は、龍村の袋帯「天平翔舞錦」を紹介します。

タイトルから想像できるとおり、正倉院御物をテーマにした手織りの袋帯です。百貨店で販売する場合の参考上代は180万円(税抜き)ですから、龍村でも高級バージョンですね。

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いちばん上の写真は、帯のお太鼓の模様の全体です。模様が普通より長めで、帯として締めたときに上下に表に出ない部分があります。

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写真2番目は、帯の幅を写真の幅として撮ってみました。実際に締めたときは、上下の端の模様は隠れてしまいますから、こんな感じで見えると意識すれば良いんじゃないでしょうか。

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写真3番目は腹文の全体です。普通より模様が長めですから、締める時に模様がずれて困るというリスクは小さいです。

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写真4番目は、帯の幅を写真の幅として撮ってみました。実際に見えるところは、これを半分に折ったものです。

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写真5番目は、帯の端のタイトルとロゴ部分です。よく知っている人は、ネットショップでも界切り線を見ますね。ネットショップで龍村の界切り線を見せていないのは、素人か悪意が有るかどちらかですよね。

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写真6番目は参考図版として探してみた正倉院御物です。螺鈿の鸚哥です。龍村の帯は、植物文部分は銀平脱に螺鈿ですが、これにピッタリな御物があるのか、複数の御物を複合しているのか、はっきりわかりません。
[ 2018/12/07 ] 西陣・綴 | TB(0) | CM(0)

野口の友禅と刺繍の名古屋帯「大翳」の帯合わせ

第四千三百九回目は、野口の友禅と刺繍の名古屋帯「大翳」の帯合わせです。

今日は使い残しの写真です。使い残しの中にも良い組み合わせが有ったので、紹介させていただきます。

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いちばん上の写真は、花也の付下げ「六角筥寿蔵文」に合わせてみました。大翳の帯に器物文様の文箱を合わせて、王朝以来の器物どうしの組み合わせにしました。

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写真2番目は、一の橋の付下げ「蹴鞠と柳」を合わせてみました。蹴鞠という器物と思えば、王朝らしい器物どうしの組み合わせになります。

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写真3番目は、千切屋治兵衛の付下げ「波」を合わせてみました。実際に制作したのは中井淳夫さんです。松に波というロジックですね。

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写真4番目は、一の橋の付下げ「松竹梅」を合わせてみました。実際に制作したのは倉部さんです。箔で描かれた松の枝の中に梅の枝と笹の葉が入っています。松を取り方に使っているんですね。松竹梅というありふれたテーマでも意匠で工夫はできます。
[ 2018/12/06 ] 帯合わせ | TB(0) | CM(0)